同姓カップルの結婚式も拡大

日本では同性同士の結婚は法律で認められていませんが、近年、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の方たちも自分たちらしい結婚式を挙げようと考え、実際に、式場やホテルにて同性婚として結婚式を挙げるカップルが増えています。

リクルートマーケティングパートナーズから発刊されているオリジナルのウェディングや結婚式にこだわりのある人向けの結婚情報誌「ゼクシィ」シリーズにも、2012年8月号から同性婚の特集ページを掲載しており、異性婚と同様に、「みんなの前で一緒に生きていくことを誓いたいという気持ちは、同性同士でも当たり前のこと」という編集方針の基に、現在も継続して特集ページを掲載しています。

2013年の3月には、東京ディズニーリゾートでレズビアンと認める女性達が初めて挙式をあげています。東京ディズニーリゾートの企画にて、シンデレラ城を一般客の結婚式に開放しますという内容でしたが、実際に問い合わせをしたレズビアンを公言している東小雪さんに対して、当初ディズニー側は「片方がタキシード姿などで、男女のカップルに見えるなら可能。同性婚を認めてない。」とのことでした。落胆した東さんがツイッターでつぶやくと、多くの反響に上り、それから一週間後、ディズニー側が撤回し、米国のディズニー本社に照会したと改めて連絡が入り、二人ともウエディングドレス姿での挙式が認められました。

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お二人は「ミッキーが来てくれて、みんながおめでとうと言ってくれた。本当に素晴らしい一日でした」とのコメント。女性同士による結婚式は東京ディズニーリゾートでは初めてのことです。東さんは金沢市出身で、同性愛や性同一障害など性的マイノリティー(少数者)のための交流団体「レインボー金沢」の代表も務めています。

東さんが、恋愛対象が同性である女性に対してと気づいたのは高校生の頃だそうです。高校卒業後、宝塚音楽学校に進学し、「あうら真輝」の芸名で二年間、男役として舞台で演じていたそうでうが、当時は同性愛者であることをカミングアウトできず悩んだそうです。宝塚を退団後、同性愛者たちの人権団体で活動するようになり、2010年の秋に、宝塚の経歴とともに本名と顔を公表し、カミングアウトしました。

日本国憲法24条での条文には、婚姻届には「夫となる人」「妻となる人」と記載されていることから、男女両性であるときのみ婚姻が有効と解釈されています。本条では、結婚の要件を「両性」の合意と定めていることが、同性結婚実現の障害になっているとの意見があります。

結婚式をしたいと願うLGBTのカップルはまだまだ多くいらっしゃいます。写真のお二人は、お互いのタイを結び合うなど、従来の結婚式のパターンではなく、今後ゲイのカップルに真似してできるような演出を作られています。親しい人たちに祝福されながら愛を誓い合い、幸せになりたいと願うレズビアンやゲイのカップルたちが日本でも多く結婚式を挙げられるようになればと思います。

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賛否両論ではありますが、ホテルが同性婚を受け入れたことを評価する声が強かったことが、他の式場への門戸を後押ししており、同性婚のニーズをうけ、先のゼクシィ掲載の記事にもご紹介したように、結婚情報誌でも同性婚の実例を発表したり、リーフレットなどで確認することができるようになりました。性的少数者の祭典「関西レインボーフェスタ」では、公募で選ばれた男性同士のカップルによる挙式が報じられています。

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フェスタに初めて協賛、出展したホテルグランヴィア京都は、「同性婚式プラン」を発売。

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